環境への取組み

当社は、脱炭素社会への貢献を図っていくなかで、地球環境保護および循環型社会への取組みが経営の重要課題であると認識し、環境問題に取り組んでいます。

朝日生命エコプロジェクト

職員一人ひとりが、会社業務だけでなく、家庭や個人の生活単位においても環境に配慮した行動に取組む、「朝日生命エコプロジェクト」を展開しています。
■電力使用量の削減
 エネルギー使用量の削減に向けて、削減目標を定め、全社を挙げて取り組んでいます。
   ●業務用店舗全体のエネルギー使用量を前年度比2%削減
    2024年度実績:1.8%削減(2023年度比)
   ●適切な温度管理
   ●照明の消灯・滅灯
   ●オフィス機器の節電   等
■水道使用量の削減
 オフィス内で使用する水道使用において、節水を徹底しています。
■ペーパーレスの推進
 ペーパーレス会議を推進し、コピー用紙使用量の削減に取り組んでいます。
■3R※1の徹底
 グリーンマーク商品の購入や廃棄物の分別等を継続的に取り組むとともに、脱プラスチックへの取組みを拡大しています。
   ●クリアファイルの素材変更
    プラスチック製品から、FSC認証※2済みの紙で製作された紙製ファイルに切替えを行っています。
   ●保険証券等を保管するファイルの素材変更
    塩化ビニル※3から、環境に優しい素材であるポリプロピレン※4に変更しました。
   ●窓あき封筒窓部分の素材変更
    セロハンから、グラシン紙※5に順次変更しています。

※1 3R=Reduce(廃棄物の発生抑制)/ Reuse(製品の再使用)/ Recycle(資源の再利用)
※2 CO2管理された森林から生まれる紙であることを保証。
※3 焼却時の不完全燃焼によりダイオキシン等の有害物質が発生する懸念がある素材。
※4 リサイクルの比較的容易な合成樹脂。完全燃焼すると水と二酸化炭素になる。
※5 薄く透過率の高い紙。
 
■環境に関する知識と意識の向上
 環境社会検定(eco検定)の受験の推奨や、教育資料等を通じて、社内啓発を行っています。 

生物多様性の保全

当社は、2020年1月に「経団連生物多様性宣言イニシアチブ」に賛同し、環境保全、特に生物多様性への貢献に向けて取り組んでいます。2024年度からは「東京湾UMIプロジェクト」の協力企業として、「アマモ場の保全・再生活動」を開始しました。
アマモはCO2の吸収・固定による水質浄化や気候変動対策、また魚の産卵場・生育場として生物多様性保全に重要な役割を果たします。
2024年度は、横浜市金沢区で延べ80名の職員とその家族がアマモの花枝採取、種子選別、種まきを行いました。

保有不動産における環境への配慮

所有する不動産の環境認証

当社が所有するオフィスビル4物件(朝日生命恵比寿ビル、朝日生命府中ビル、朝日生命越谷ビル、朝日生命熊本ビル)において、環境性能を総合的に評価する「CASBEE-不動産評価認証」※1の最高位である「Sランク」を取得しました。
また、さいたま市内で建設中の社宅において、エネルギー消費を抑制した「ZEH-M Oriented」※2を取得しました。

※1 「CASBEE評価認証制度」は、建築物の環境に対するさまざまな側面を客観的に評価し、環境負荷の少ない持続可能な建築物の普及を促進することを目的とした制度。「CASBEE-不動産評価認証」は既存の竣工後1年以上の建築物を対象に「エネルギー/温室効果ガス」「水」「資源利用/安全」「生物多様性/敷地」「屋内環境」の5つを評価してランク付け。

※2「ZEH-M Oriented」とは、再生可能エネルギー等を除き、共用部を含む共同住宅全体での一次エネルギー消費量を20%以上削減することを目指した共同住宅を指す。

投資用ビルの使用電力を再生可能エネルギー由来へ切替え

当社がテナントに賃貸する投資用ビルの使用電力※1について、2021年度より進めてきた再生可能エネルギー由来※2への切替えが、2023年10月に対象とするすべてのビル140棟に対し完了しました。

※1共用部およびテナントが使用する専有部をを含めたビル全体の使用電力を対象。

※2各電力会社が提供するCO2フリーの再エネ電力プランを利用。

環境パフォーマンスデータ