当社の使命(Mission)である「一人ひとりの"生きる"を支え続ける」という価値は、今後も決して変わることはありません。この使命は、生命保険会社としての存在意義そのものであり、あらゆる経営判断の出発点であり続けます。
しかしながら、社会環境やお客様のニーズはかつてないスピードで変化しています。人口構造の変化、デジタル技術の進展、価値観の多様化等により、保障に対する期待や求められるサービスの内容も変わり続けています。このような環境の中で、従来と同じやり方を続けるだけでは、お客様を支え続けるという使命を果たすことはできません。
変えてはならないのは、「私たちは何のために存在しているのか」という根本であり、変えるべきものは、その使命を実現するための手段です。商品、チャネル、業務プロセス、組織運営—すべては目的達成のための手段であり、環境変化に応じて柔軟に見直していく必要があります。
変革を進めるにあたっては、「変わること」と「守ること」を対立的に捉えるのではなく、両者を一体として考える必要があります。変わらないことを守り続けるためには、むしろ積極的に変わり続けなければなりません。環境変化に適応し、提供価値を進化させていくことこそが、結果として不変の使命を守ることにつながります。
こうした考え方は、事業基盤の強化にもつながるものです。冒頭でも申し上げましたが、当社はベトナムの現地生命保険会社を買収することとなり、今後ベトナム市場に本格参入してまいります。これは海外での事業規模を拡大し、将来の収益源とするための重要な一歩となります。
将来にわたり健全に事業を続けるためには、複数の事業の柱が必要です。朝日生命、なないろ生命、そしてベトナム事業を加えた朝日生命グループとしての成長戦略を具体化してまいります。