健康経営の推進

当社は「お客様」「社会」「従業員」に対する責任を果たしていくことを企業活動のベースとする、「まごころの奉仕」を経営の基本理念として掲げ、中期経営計画「Advance~The road to 2030~」で「2030年の当社のありたい姿」を「人生100年時代を迎え、生命保険事業を通じて、社会の課題解決に貢献する会社、お客様の“生きる”を支え続ける会社」と定めています。
その実現に向けて「人が育つ職場づくり、働きやすい職場づくりを通じた従業員満足の向上」を目指し、「職員一人ひとりのレベルアップ」による人的資本価値の最大化を図っています。
あわせて、「健康経営®の推進」を経営課題と位置づけ、「健康増進等に関する取組方針」のもと、中央衛生委員会を中心に、朝日生命健康保険組合・労働組合と連携して、「健康増進等に関する実施計画」を策定し、従業員の健康づくりやメンタルヘルス対策等の健康増進に関する取組みを推進しています。

「健康経営®」はNPO法人健康経営研究会の登録商標です。

  • 「健康経営優良法人2023(大規模法人部門~ホワイト500~)」に認定
    経済産業省および日本健康会議が主催する「健康経営優良法人(大規模法人部門~ホワイト500~)」に5年連続で認定されました。
今後も従業員の働きやすい職場づくり・健康増進への取組みを当社グループ会社とともに推進してまいります。

取組方針

 生命保険事業を行う企業として、お客様の健康・医療に貢献するとともに、従業員自身の健康増進を重視しています。「健康経営戦略マップ」を策定し、朝日生命健康保険組合と一体となって、「健康管理」「生活習慣病予防」「メンタルヘルス対策」等に取組みます。

推進体制

 中央衛生委員会を中心とした労働衛生管理体制のもと、関係各部が横断的に連携し、従業員の健康に関するさまざまな対策に取り組んでいます。中央衛生委員会で審議・調整した健康増進計画や評価などについては経営会議で報告し、健康経営を推進しています。

2023年度健康増進計画(重点取組事項)

 健康経営における課題解決のために、毎年、「健康増進等に関する実施計画」を策定し、具体的な健康増進施策に目標数値を設定の上、実施しています。特に、健康の基本である疾病の予防や早期発見による重症化予防などを当社の課題と捉え、心身にわたり健康で活力をもってイキイキと働いていけるよう、4つの重点取組事項を設定しています。

朝日生命健康保険組合との連携

 朝日生命健康保険組合と連携し、「データヘルス計画(医療費データ・健診データ等を活用し、効率的・効果的な保健事業を実施するための計画)」に基づき、従業員の健康増進を推進しています。
  • 疾病の早期発見
    全従業員の定期健康診断の受診および定期健康診断の有所見者(特に、精密検査・治療が必要と判断される者)に対する「二次検診」受診の徹底、5大がん検診(胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮頸がん)の受診勧奨等を通じ、疾病の早期発見・早期治療につなげる取組みを推進しています。
  • 生活習慣改善による疾病予防
    定期健康診断結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる従業員に対する特定保健指導を積極的に推進しています。
  • メンタルヘルス対策
    高ストレス者に対し、定期的なストレス関連情報の提供や社内外相談窓口等の利用勧奨を行っています。また、継続的に職員および所属長への教育研修・情報提供を行っています。
  • 糖尿病重症化予防対策の実施
    糖尿病の重症化リスクのある従業員を対象に、生活の質(QOL)の維持・向上を目的として、医療機関と連携し、症状の重症化を予防する「糖尿病重症化予防プログラム」を実施しています。
  • 禁煙の推進
    毎月2のつく日(2日・12日・22日)を「禁煙推進日」に設定し、禁煙の重要性を呼びかけるニュースを発信する等、禁煙の啓発活動を積極的に行っています。
  • 健康増進アプリ「kencom」を活用した「みんなで歩活(あるかつ)」
    職場の同僚や家族とチームをつくってイベント期間中の合計歩数を競い合う「みんなで歩活」を開催しています。

公益財団法人 朝日生命成人病研究所との連携

 公益財団法人としての朝日生命成人病研究所をサポートするだけでなく、当研究所との永年の関係を活かし、附属医院の医師等による社内セミナーを通じて、従業員の健康知識の向上、健康意識の醸成を図っています。
2022年健康セミナー「消化器がん~人間ドックの現場から~」開催時の様子

取組み実績